5G時代に突入し、動画コンテンツを使ったマーケティングの注目度が急上昇しています。ライバルが多い中「どうやって視聴回数を増やすの?」と疑問に思う方も多いはず。
そこで今回は、化粧品業界の海外事例を元に、YouTubeを活用した「売れるコスメ戦略」について紹介していきます!
目次
化粧品業界においてYouTubeを活用すべき理由
様々な業界でYouTubeを活用したマーケティングに取り組む企業が増えています。その中でも特にYouTubeに向いているといえるのが「化粧品業界」。
アメリカの研究で「美容関係商品の消費者のおよそ66%は “美容商品を生活の中でどう使用するかをYouTubeでイメージする” 」ことが知られています。(参考リンク:How Maybelline New York’s Eye-Catching YouTube Campaign Dared Consumers to ‘Go Nude’)
「この雰囲気のメイクをするときはこの化粧品」「肌トラブルにはこの化粧品」というように、YouTubeでは美容商品の使用イメージを消費者にダイレクトに伝えられます。
そのため、売り上げを増やしたい化粧品業界の企業なら積極的にYouTubeを活用すべきなのです。
それでは、具体的にどのような戦略でYouTubeを運用すべきなのでしょうか?
【海外事例】YouTube戦略に成功した化粧品企業3選
YouTube戦略に成功した化粧品業界の企業の事例を分析してみましょう。
今回は、最先端を行く海外事例を3つご紹介します!
L’Oreal Paris(ロレアルパリ)
主なPR戦略のポイントは
・美容系インフルエンサーとのコラボ
・必ずしもバイラルにならない動画
の2つだと言えるでしょう。
美容系インフルエンサーとコラボすると、化粧品に興味がある層をターゲティングして効果的にブランドをアピールできます。
またL’Oreal Paris(ロレアルパリ)はすべての動画をバイラル(視聴回数が多いこと)にしようとしていないこともポイントです。視聴回数が数千回しかない動画もたくさんあります。
「知名度を上げるための動画」と「メッセージを伝える動画」を上手に使い分けているのです。
チャンネル全体として伝えたいメッセージを表現したり、コアな層に響くコンテンツを制作することで、“ユーザーのファン化” に成功しています。
Rimmel(リンメル)
YouTubeでは、テレビなどの大衆メディアに比べて数値の分析がしやすいため、効果的にユーザーをターゲティングできます。
なんと、Rimmel(リンメル)は分析を重ねて動画を配信した結果「伝統的なメディアに比べて33%以上高いROIを記録した」という研究結果が出ているのです!(参考リンク:How Coty gave Rimmel a marketing makeover to reach a wider audience)
Rimmel(リンメル)のYouTubeチャンネルには1分以下の短い動画が多いので、これも分析の結果ユーザーに好まれた動画の長さなのでしょう。とても戦略的ですよね。
Lancome(ランコム)
Grandiôse(グランディオーズ)マスカラの発売に合わせて3つの動画を段階的に配信したのです。
1つ目は「認知」を目的にした動画で、2つ目と3つ目は「チュートリアル」の動画でした。
最初の「認知」の動画で幅広い層に新商品のマスカラについて知ってもらい、興味を持ったユーザーだけにより詳しい「チュートリアル」を見てもらう戦略です。
Lancome(ランコム)は、この「興味を持った層だけにアプローチ」する戦略で、市場平均の2倍以上のポストインプレッション(広告を見たあとに別のルートで広告主のサイトへ行くこと)を達成しています。
化粧品業界のYouTubeで「売れるコスメPR戦略」とは?
海外の事例を見ると、化粧品業界のPR戦略には数値を「分析」して「ターゲットに合わせた動画を配信」することが重要だと分かります。
化粧品に興味のあるユーザーが「おもしろい」「欲しい」「他の動画も見たい」と思ってくれるような動画を、分析によって生み出しているのです。
化粧品業界はマーケティングによる影響が大きい市場なので、PR戦略には力を入れたいものですよね。
次世代の、いや、現代の期待のマーケティングツールであるYouTubeへの参入は今からでも遅くありません。海外の事例も参考にしながら「売れるコスメPR戦略」を攻略していきましょう!
投稿者プロフィール
- LELのコンサルティングチームです。
日々YouTubeチャンネルやサイト内コンテンツの作成に役立つ情報を研究しています。
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