映像や音声・テロップなどにつけるエフェクト素材は、動画を見やすくするのに欠かせません。そこで今回は、エフェクトを使った動画編集のコツをご紹介します。

どんな素材を選んで、どのタイミングで使うかによってコンテンツが見違えますよ!

エフェクトって何?

そもそもエフェクトとは、撮影した動画に加える映像や音の効果のことです。YouTube動画で背景がキラキラしていたり、テロップに動きがついていたりするのを見たことはありませんか?その「キラキラ」や「動き」こそが、エフェクトです。

動画の表現の幅を広げるエフェクト素材は、コンテンツにメリハリをつけて見やすくしてくれます。そのため、視聴者の離脱を防いで再生時間を伸ばすためにも効果的。「また見たい」と思えるような、印象的な動画づくりにもつながります。

動画編集でエフェクトを効果的に使うコツ

エフェクト素材を使いこなすには、実際に編集をしてみるのが一番。そこでここでは、エフェクト素材を上手に使って動画にインパクトを生み出す編集のポイントをご紹介します。

動画の強調したいポイントで

あまりにエフェクト素材の多い動画はうるさい印象になってしまい、視聴者が離脱する原因になります。そのため、コンテンツの強調したいポイントを厳選して素材を使うようにしましょう。

目安となるのは、動画の「起承転結」。コンテンツを起・承・転・結の4つに分けたとき、もっとも伝えたい情報は「転」あるいは「結」の部分に来ることが多いです。この一番伝えたい情報の部分や、動画が最も盛り上がるタイミングでエフェクト素材を使うと、印象的なコンテンツになります。

ジャンルによっては他のシーンでもエフェクト素材を使うことがありますが、基本は同じです。強調したい部分は、別のシーンよりも目立つ素材を使うよう意識してください。

時間は短めに

エフェクト素材は、「新鮮さ」が命です。例えば1分間ずっと背景がキラキラしていたら、十数秒後には見慣れてしまいますよね。これではせっかくのエフェクトも、インパクトが半減してしまいます。

そのため、エフェクト素材の長さは1秒から3秒程度がおすすめ。短く感じるかもしれませんが、編集した動画を再生してみると案外きちんと変化がついています。むしろリズム感が出て、見やすさがアップしますよ。

映像と音を同時に使う

エフェクト素材には、映像効果と音の効果があります。この2種類を同時に使うと、素材のもつ効果を際立たせて動画にアクセントをつけられますよ。具体的な例を挙げてみましょう。

  • 背景にキラキラとした映像効果をつけるときに、ハープやウィンドチャイムのきれいな効果音をプラスする。
  • 重要なテロップを出すときは、アニメーション効果と一緒に「ババン!」という音をつける。

このように視覚と聴覚を同時に刺激すると、見ている人も自然と惹きつけられます。映像効果に合ったサウンドエフェクトを使って、「今がこの動画の見どころだよ!」と視聴者に伝えるイメージで編集をしてください。

エフェクト素材の入手方法とおすすめサイト

ここまでエフェクトの使い方を解説してきましたが、「そもそも素材はどこにあるの?」と思っている方もいますよね。エフェクト素材の入手方法は、主に3通りです。

  • 自分で作る
  • 編集ソフトに元々備わっているエフェクトを使う
  • フリーサイトでダウンロードする

以上3つのうち、自分で作るのは時間がかかるため、あまりおすすめできません。そこで、簡単なエフェクトは編集ソフトにあるものを使い、凝った素材はサイトからダウンロードすると作業がスムーズに進みます。

最近は、著作権フリーでYouTubeの収益化にも対応しているサイトが増えてきました。そのなかから、無料で使えるおすすめのサイトを2つご紹介します。

ニコニ・コモンズ

ニコニ・コモンズ」は、ニコニコ動画が運営している創作支援サイトです。エフェクトは「素材ライブラリー」にまとめられており、映像・音ともに素材の種類が豊富。クオリティも高く、毎日新しい素材が公開されているのも嬉しいポイントです。

ただし、商用利用ができるかどうか・クレジット表記の有無などは素材によって違います。ダウンロードの前に、利用条件を忘れずに確認してくださいね。

えふすと f-stock

えふすと f-stock」には、2021年1月末現在で500種類ほどの素材がアップされています。特に、集中線や炎といったエンタメ向けの映像エフェクトが多いです。そのため、バラエティ系やゲーム実況などで動画を華やかに演出したい人は要チェックですよ。

また、サイトのデザインがシンプルで素材を探しやすいのも魅力。どの素材も商用利用でき、クレジット表記の必要もないので安心して活用できます。

エフェクト素材で動画を華やかに!

動画を作るうえで魅力的な企画や台本はもちろん大切ですが、メリハリをつける編集も同じくらい重要です。エフェクト素材は凝った演出が簡単にできるので、使わないなんてもったいないですよ!

今回ご紹介した編集のポイントを押さえて、積極的にエフェクトを取り入れてくださいね。

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LEL編集部
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この記事はLEL所属ライターにより執筆されました。
LELではYouTubeなどのSNSやSEOを使ったコンテンツマーケティングについての記事を提供しています。