急上昇クリエイターとは、YouTubeが選出した新進のYouTubeチャンネル。週に2組のYouTuberが選ばれ、急上昇というタブに表示されます。
この枠に選ばれると、認知度は一気にアップ。いつもよりもアクセスが見込めるため、多くのYouTuberが狙っている枠であるといえるでしょう。
ではこの急上昇クリエイターにはどうしたら選ばれるのでしょうか。LELはこれまで選出された急上昇クリエイターを研究し、その傾向を発見したのでご紹介いたします。
目次
YouTubeの急上昇クリエイターとは
急上昇クリエイターについて、YouTubeはこう説明しています。
急上昇クリエイター: 新進 YouTube チャンネル(音楽チャンネル以外)をご紹介します。
YouTubeヘルプ「急上昇クリエイター/アーティスト」
音楽チャンネルは別枠で「急上昇アーティスト」という枠が設けられているため、ここでは選出外です。
急上昇クリエイターに選ばれると起こること
急上昇クリエイターに選ばれると、このようなことが起こります。
- YouTubeから選出通知が来る
- 急上昇タブに24時間掲載(毎週水曜と金曜)
- アイコン、チャンネル名、動画が複数本掲載
- 公式Twitter「YouTubeクリエイター」でツイート
YouTubeからの通知はメールやモバイル通知であるとのこと。その後急上昇タブに24時間掲載され、その間は多くの流入が見込まれます。
さらにYouTubeの公式Twitterアカウントである「YouTubeクリエイター」でもツイートしてもらえるので、ここからの流入も見込めるでしょう。選ばれるだけでメリットがたくさん享受できる称号であることがわかります。
YouTubeクリエイターのツイートの内容
YouTubeクリエイターという公式Twitterがつぶやいている内容の例がこちら。
紹介の仕方を見ると、「みなさんのチャンネルにも取り入れてみてね」と書かれています。つまり急上昇クリエイターとして選出されているYouTuberは、他のYouTuberの活動の見本として紹介されているのではないかということがわかります。
急上昇クリエイターに選ばれる条件とは
急上昇クリエイターに選ばれる条件について、YouTubeではこう書かれています。
米国では、すべての地域の新人アーティストと、1,000 人以上のチャンネル登録者を擁するすべての地域のクリエイターが自動的に選出の対象となります。米国以外の国 / 地域では、その国 / 地域に在住のクリエイターやアーティストが選出の対象となります。
クリエイターやアーティストを選定するにあたっては、さまざまな条件が考慮されます。たとえば、視聴回数や総再生時間の増加、動画のアップロード回数などです。YouTube のシステムと担当チームは、これらの指標に基づいて選出対象を審査します。
YouTubeヘルプ「急上昇クリエイター/アーティスト」
登録者数は1,000人以上となっており、選出の幅はかなり広いようです。また「さまざまな条件」と書かれており、詳しい選出基準や仕組みについては明記されていません。
そこで今回LELでは、これまで選出されてきた急上昇クリエイターから、どのようなクリエイターが選ばれやすいのかという傾向を考察してみました。急上昇クリエイターに選ばれれば、一気にアクセスを見込むことができます。ぜひ目指してみてください。
YouTube 急上昇クリエイターに選ばれるには
ではさっそく、弊社が過去の急上昇クリエイターを研究した結果をご報告いたします。
登録者数は1万人以上
YouTubeが発表している基準では「1,000人以上のチャンネル登録者」とされていましたが、LELで調査を行った期間には、登録者数が1万人以下のチャンネルは選出されていませんでした。(登録者数非公開のアカウントは除く)
登録者数は1万人以上。ただ、多くても5万人程度と10万単位の登録者が必要なわけではなさそうです。新進のクリエイターをピックアップしているとのことなので、すでに登録者数が10万人を突破しているような人気チャンネルは選ばれにくいのかもしれません。
急上昇クリエイターに選ばれるためには、まずは1万人の登録者数達成を目指してみるといいでしょう。そのためにはVSEOの設定も大きく関わってきます。タイトルだけでなくタグの設定などをおまかせしたいという方は、ぜひLELにお問い合わせくださいませ。
特化したジャンルのチャンネル
いろいろな種類の動画をあげているYouTuberというよりは、ジャンル特化型のYouTuberが多い印象。
例えば「ゴルフレッスン動画のマイケルゴルフTV|長谷川哲也」はその名の通りゴルフレッスンに特化した動画をあげているチャンネル。
また、「平成バップ【美容検証チャンネル】」は男性2人組がさまざまな美容品を使ってレビューしていくという検証系動画をあげています。
このように、テーマを持って配信しているチャンネルが多く見られるのです。こうした特化型のチャンネルは今後さらに視聴者からの需要が高まってくると思いますので、ぜひこれからチャンネルを作成する、もしくは今のチャンネルの改革をしたいという方は参考にしてみてください。
ショート動画を活用している
急上昇クリエイターに選出されたYouTuberの中には、ショート動画を活用している人が多くいました。ショート動画とは、YouTube内で視聴できる短い動画のこと。現在ショート動画自体に収益化の機能はありませんが、集客といった面から注目を浴びています。ショート動画でYouTubeの発展に貢献したクリエイターには「YouTubeショート ファンド」というボーナスが分配されるなど、YouTube側もかなり力を入れていることがわかります。
YouTube側が力を入れているということは、このショート動画もしっかりチェックされているということ。これまで通常の動画にのみ力を入れていた人は、ぜひショートにも挑戦してみてください。
再生数が多い動画がある
これまで投稿してきた動画の中に、1つでもバズった動画があると選出されやすい傾向に。数万〜数十万回程度の再生がある動画が1つでもあれば注目されやすいようです。
普段の動画が毎回バズっていなくても大丈夫。急上昇クリエイターに選ばれた方の中にも、あまり再生されていない動画がアップされている方もいます。
まずは1つバズらせて、再生数を稼ぐこと。これがYouTubeにも注目してもらうための条件なのかもしれません。
視聴者にとって有意義であることが大前提
これまでいろいろとお話してきましたが、結局YouTubeならびにGoogleが求めているのは「ユーザーファーストのコンテンツ」。クリエイターがひとりよがりに進めているチャンネルではなかなか成果をあげることができません。ノウハウだけ手に入れても、YouTubeも視聴者もついてこないのです。
すでにYouTubeチャンネルを運用している人は、そのチャンネルがユーザー、つまり視聴者のためになっているのかを今一度考えてみましょう。自分がやりたい企画ではなく、視聴者が見たいと思える企画を優先的に行うべきです。
トレンドを追うことが大切
ユーザーファーストな動画を作るためには、トレンドに乗るのも1つの手。トレンドになっているということは、今より多くの視聴者がそのコンテンツを求めているということです。そうした流行に敏感になり、徹底して取り入れていくことでファンはしっかりとついてきます。YouTubeだけでなく、InstagramやTwitter、TikTokといった他のSNSに目を向けることもおすすめです。
動画の内容だけでなく、タイトルの付け方やサムネイルの画像、動画の尺などにもトレンドはあります。ぜひ日常的にトレンドを追うということを意識してみてください。
急上昇クリエイターに載って登録者数や再生数を稼ぐ!
今回はYouTubeの急上昇クリエイターに載るためのヒントを解説させていただきました。今回紹介したTipsはすべてLELで立てた仮説。どれもYouTubeからの回答ではありませんので、あくまでも参考程度にご覧ください。
急上昇クリエイターはこれから登録者数、再生回数を伸ばしていきたいYouTuberにとって憧れの称号です。ここを目指して投稿を続けている方も少なくないでしょう。
選ばれるのは週に2組とかなり狭き門ではありますが、どんな方にも可能性はあります。ぜひ目指してみてはいかがでしょうか。
投稿者プロフィール
- LELのコンサルティングチームです。
日々YouTubeチャンネルやサイト内コンテンツの作成に役立つ情報を研究しています。
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