YouTubeには動画をまとめてリスト化することが出来る再生リストという機能があります。

再生リストはチャンネルを運営していなくても使用することが出来る機能なので、個人的にプレイリストを作成して活用している方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実はこの機能、YouTubeチャンネル運用において再生回数アップに貢献してくれる可能性があるんです!

この記事ではそんな再生リストを活用するメリット・活用方法について解説していきます。

YouTubeの「再生リスト」を活用すべき理由

YouTubeの再生リストはリストごとにタイトルや説明欄を自由に編集することが可能で、チャンネルの特性に合わせて動画を分類・整理することができます。

再生リストを活用するメリットは大きく分けて下記の4ポイント。

① 動画のカテゴリ設定 → 視聴者に余計な検索時間を取らせない
② 意図した動画を再生できる → 再生回数・総再生時間を引き上げる
③ キーワード設定 → 検索結果のヒット率を上げる
④ 同チャンネル動画内で紹介出来る → 他の動画へ誘導することが出来る

それではこの4つのポイントについて、それぞれ詳しく見ていきましょう。

ポイント①:動画のカテゴリ設定


YouTubeチャンネルトップの「動画」一覧は、並び替え機能を使っても、人気順と投稿順しかできません。

そのため1つの動画で興味をもってくれた視聴者がチャンネルページを訪れてくれた際に、再生リストを設定していない場合は様々な動画が一挙に表示される形になります。

あなたがもし料理チャンネルを運営していて、ユーザーが鶏肉を使った料理を探していた場合、もっと他の鶏肉の料理動画が見たいのに、チャンネルのページでは豚肉・魚・野菜メインなど様々な料理が並んでいる状態になっているのです。

この時点でもしかするとユーザーは探す手間を諦めて、他のチャンネルの動画に流れてしまうかもしれません。

ここで再生リストの出番です!

再生リストで動画を分類すると?

再生リストは、配信側が自由にカテゴリ設定を行うことが可能なので「鶏肉料理」「魚料理」「サラダ」「中華」など好きな名前をつけて動画をカテゴリ別に分けることができます。

再生リストを設定するとYouTubeチャンネルのトップ画面に「再生リスト」のタブが表示され、視聴者は目的の動画がどこにあるか一目で見つける事が可能に…!

再生リストを分類する際には視聴者の興味に沿う、1目でわかりやすい形式がおすすめです。
・ジャンル別
・用途別(人気動画まとめ、など)
・シリーズもの、同講座は番号順にまとめる

上記の分類は有名なYouTubeチャンネルでも活用されている分類方法ですので、パっと見できちんと運営されているチャンネルという印象をもたせることが出来るとともに、視聴者も使い方になれているため自然と他の動画に流れてくれやすい導線を作ることが出来ます。

ポイント②:意図した動画を再生できる

通常、視聴者が次に見る動画を配信側が操作することはできません。
しかし再生リストを活用すると、再生リストからクリックしてくれたユーザーには設定したリスト順に動画を見てもらうことが出来ます。

再生リスト視聴は、再生時間を引き上げる

検索の手間がないと、ついつい次の動画を見てしまう。
家事の合間にラジオのように聞き流すなど、延々と流しっぱなしにする視聴者も少なくありません。
そのため再生リストにおける動画視聴は、個々に動画を見るよりも視聴回数や再生時間の伸び率が高くなる確率が高いのです。

続きが再生されるとそのまま「次も見てしまおう」という気になり、時間の許す限りついつい視聴時間が伸びるという仕組みです。

ポイント③:キーワード設定


YouTubeの再生リストは、
・タイトル
・説明欄

この2つにキーワードを含めることで、検索結果にヒットする可能性があります。

SEOを意識したキーワードを考え、使用することで再生リスト全体での視聴回数アップを狙うことも出来るのです。

再生リストのタイトル付けのポイントは下記の通り。

・リストのテーマを具体的に表現する言葉は?
・視聴者が動画を見る目的とは?
・視聴者の興味を引くようなインパクトがあるか

ただ狙いたいキーワードを含めるだけでなく、上記のようなポイントを意識してタイトルを考えてみることで、検索結果に他の動画と並んで表示されたときに視聴者がクリックしてくれやすくなります。

関連動画への表示

キーワードを意識して再生リストを作成することで関連動画に表示される可能性も…!

関連動画に表示されれば、他チャンネルの動画からの流入も期待できます。タイトルや説明欄にもこだわり質を上げることで、再生リストは集客手段として活用することが出来るのです。

ポイント④:同チャンネル動画内で紹介

同じYouTubeチャンネルの動画にも、再生リストへの導線を作りましょう。
再生リストの掲載方法はいくつかあります。
・動画の説明欄にURLを張る
・動画内での告知、カードとしての表示
・動画の終了画面(エンディングカード)に設定

リンクを貼った場合は動画内で紹介し、視聴者に呼びかけましょう。

先にお伝えした通り、単体動画より再生リストのほうが再生時間が相乗的に伸びる可能性があり、他のチャンネルへの離脱を防ぐ効果も見込めます。個別の動画から訪問した視聴者も逃さず再生リストへ誘導し、チャンネルのファンになってもらいましょう。

YouTube「再生リスト」の作成

実際に再生リストを作成する際の手順を簡単にまとめてみました。

視聴者に動画のカテゴリを伝える意図がありますので、動画数が少なくても作成することをおすすめします。

作成方法

① YouTubeにログイン後、「YouTube Studio」を開く
② 左側のメニューから「再生リスト」をクリックし、作成画面を開く
③ 「再生リストのタイトル」を入力→「作成」をクリック
④ 「説明」を入力→「保存」をクリック
⑤ タイトル下にある三点リーダーから、「動画を追加する」を選択
⑥ 動画の追加方法は、
・動画検索
・URL
・あなたのYouTube動画
の中から選択し、「動画追加」をクリックすることでリストに追加することが出来ます。

より詳しい作成方法が知りたい方はこちらの公式サイトの説明をご覧ください。

再生リストでYouTubeチャンネル全体の評価を高めよう

再生リストは、動画を整理することに長け、視聴者に快適なチャンネル環境を提供するために欠かせない存在です。また、再生数や時間の引き上げに効果があり、タイトルにキーワード設定をすれば、検索結果にヒットする可能性も備えています。使いやすさだけでなく、チャンネルの成長にも有用な機能をぜひ試してみてください!

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LELコンサルティングチーム
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