YouTubeは収益化を目指せる魅力的な動画プラットフォームです。
皆さんがYouTubeチャンネルの運営を始めた目的は、必ずしも収益を得たいというような、お金稼ぎのためではないかもしれません。
しかし、「YouTubeの収益化を目指しつつ、チャンネルを成長させたい!」という方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、YouTube収益化の条件から方法まで、詳しくご紹介します。
※ご紹介する情報は、2022年10月時点の内容です。変更となる場合もありますので予めご了承ください。
目次
YouTube収益化の条件について【ポイント解説あり】
YouTubeに動画を投稿すれば、誰でも収入を得られるわけではありません。
YouTubeで収入を得るためには、YouTubeパートナープログラムへの参加が必要です。
下記6つの審査条件*をクリアすることで、収益化させるために必要な機能を利用することができます。
①すべての YouTube のチャンネル収益化ポリシーを遵守している。
②YouTube パートナー プログラムを利用可能な国や地域に居住している。
③チャンネルに有効なコミュニティ ガイドラインの違反警告がない。
④有効な公開動画の総再生時間が直近の 12 か月間で 4,000 時間以上である。
⑤チャンネル登録者数が 1,000 人以上である。
⑥リンクされている AdSense アカウントを持っている。
*参考:YouTube ヘルプ|YouTube パートナー プログラムの概要と利用資格
特に上記の中で、押さえておきたい条件を3つに絞り、それぞれの詳細とポイントを解説していきます。
収益化ポリシーの遵守
収益化に関するポリシーとして、YouTubeのコミュニティガイドラインという独自のルールを遵守する必要があります。
YouTubeのコミュニティガイドラインでは、以下5つに該当する行為を禁止しています。
①スパムと欺瞞(ぎまん)行為
②デリケートなコンテンツの配信
③暴力的または危険なコンテンツの配信
④規制品の販売
⑤誤った情報の配信
違反警告があるチャンネルは、収益化ができないため注意しましょう。
そして、特に気をつけたいのがスパムと欺瞞(ぎまん)行為です。具体例として、次の2つが含まれます。
・チャンネルの相互登録
・同じコメントの繰り返し、あいさつ回り
これらは、チャンネル登録者や再生数を増やすための手法として知られるものですが、安易に手を出すと最悪の場合アカウントが停止になることもあります。
条件をクリアするには、YouTubeのルール遵守は必須です。コミュニティガイドラインに抵触しないよう、クリーンなチャンネル運営を心がけましょう。
公開動画の総再生時間が直近の12 か月間で4,000 時間以上
YouTube収益化の条件として、公開されている動画の総再生時間が、直近12ヶ月以内で4,000時間を超えていなければいけません。
また、投稿数に条件はないため、少ない本数で条件達成できる可能性もあります。
言い換えると、再生回数が少なくても、視聴者に長く動画を見続けてもらえれば、4,000時間に到達するということです。
とはいえ、ただ長いだけの動画では視聴者に途中離脱されてしまいます。
最後まで見てもらえる魅力的なコンテンツ作りを行い、視聴者の心を掴むことが大切です。
チャンネル登録者数1,000人以上
YouTube収益化の条件として、チャンネル登録者数1,000人以上が必須条件です。
動画が伸びてもチャンネル登録されるとは限らないため、総再生4,000時間以上よりも、ハードルが高いと言えるでしょう。
登録者数を増やすには、以下2つのポイントが大切です。
・チャンネルがアクティブである
・量より質
例えば、直近の投稿から1ヶ月空いているチャンネルの場合、視聴者は「YouTubeを辞めてしまったのかな」と感じ、登録に至らないケースがほとんどでしょう。
一方で、毎日投稿されていたとしても、企画・構成の工夫や視聴者への配慮に欠ける動画の場合、離脱されやすくなるため、登録に結びつきにくくなります。
そのため、ユーザーニーズのあるコンテンツを定期的にアップし、視聴者が「また見たい!」と思ってもらえるようなチャンネル作りを心がけましょう。
YouTube収益化の方法【具体例5つ紹介】
YouTube収益化の条件を満たし、YouTubeパートナープログラムに参加すると、次のような収益化機能*を利用することが可能になります。
①広告収入
②チャンネルメンバーシップ
③グッズ紹介
④スーパーチャット
⑤YouTube Premium の収益
YouTubeでの主な収益源は広告収入ですが、ほかにも収益化するための様々な方法があります。もし、YouTubeで安定した収入を得ることを考えているのであれば、広告収入だけに頼らず、多面的な収益源を確保しましょう。
*参考:YouTube で収益を得るには – YouTube ヘルプ
広告収入
ディスプレイ広告、オーバーレイ広告、動画広告から広告収益を得られます。
また、収益は広告の再生状況や広告単価などによって異なります。
広告収入を得るには、YouTube収益化の条件を満たして、審査に通ることが必須です。
テレビ離れやスマホの普及もあり、YouTube広告は今やポピュラーな広告形態とも言えます。
例えば、2021年の動画広告市場*は、昨年対比142.3%となる4,205億円。2022年には5,497億円、2025年には1兆465億円に達する見込みです。
まだまだ加熱する動画コンテンツ。収益化すれば長期的な収入が見込ると言えるでしょう。
*参考:サイバーエージェント、2021年国内動画広告の市場調査を発表
チャンネルメンバーシップ
視聴者が特定のチャンネルに月額料金を払うことで、有料メンバー限定動画が視聴可能になる機能です。さらに、自分のコメントにメンバーバッジがついたり、メンバー専用絵文字が使えたりします。
メンバーシップ導入には条件があり、広告収益化が済んでいることや、子ども向けではないコンテンツであることなどが含まれています。
メンバーシップでの収益化を目指すのであれば、視聴者に「お金を払ってでも見たい!」と思ってもらえるような、ファンの付くチャンネル作りを心がけましょう。
グッズ紹介
チャンネルの動画再生ページで、公式ブランドグッズを販売して収益を得られます。商品の例としてはマグカップやTシャツ、キーホルダーなど。
チャンネル専用のストアを作って販売するほか、ライブ配信画面に商品の固定表示も可能です。また、動画ごとに任意のグッズを表示設定できるため、動画内でアピールした商品を購入しやすくする導線が作れます。
ただし、グッズ作成に手間がかかるうえ、売れずに在庫を抱えるリスクもあります。相当数の固定ファンがいなければ、利益を得るのは難しいと言えるでしょう。
スーパーチャット
視聴者が所定の金額を購入することで、ライブ配信やプレミアム公開のチャット欄に一定時間コメントを表示させる機能です。投げ銭・スパチャとも呼ばれています。
スーパーチャットを購入すると、チャンネルを金銭的に支援できるうえ、コメントを読まれやすいというメリットがあります。
好きなチャンネル運営者と交流できたら嬉しいですよね。
配信中のコメント数が多いこと、濃いファンを獲得するなどの条件が重なれば、一気に大きな収益を得られるかもしれません。
YouTube Premium の収益
YouTubeの月額課金サービスです。Webブラウザ上から加入すると通常プラン1,180円。広告動画なし、バックグラウンド再生可能といったメリットがあります。
月額料金の一部がチャンネル運営者に分配され、配分は動画の視聴時間に応じて決まります。なお、具体的な収益額は公表されていません。
視聴時間を長くするには、楽しめるコンテンツであることが大切です。長尺の動画なら良いというわけではなく、短い動画でも気軽に見れたり、繰り返し見たくなったりするコンテンツ作りを心がけることで、収益アップを期待することができるでしょう。
YouTubeチャンネルを成長させて、収益化を目指そう!
YouTube運営から間もない頃に、収益化の壁となるのは、チャンネル登録者数1,000人以上、総再生4,000時間以上の2つです。
難しいように感じるかもしれませんが、ユーザーニーズに応えたコンテンツやチャンネルの魅力が視聴者に届けば、数字は後から必ずついてきます。
YouTubeチャンネルを成長させて、収益化を目指しましょう!
投稿者プロフィール
- この記事はLEL所属ライターにより執筆されました。
LELではYouTubeなどのSNSやSEOを使ったコンテンツマーケティングについての記事を提供しています。